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輝く!経営者~新たな挑戦~ 共進住建 松沢一弘社長(63)

輝く!経営者~新たな挑戦~ 共進住建 松沢一弘社長(63)

有限会社 共進住建
◆箕輪町中箕輪7892-1
◆創立1976(昭和51)年
◆資本金300万円
◆従業員3人
◆TEL0265・79・8774、FAX0265・79・8875
◆シックハウス無料相談室0120・79・8774
◆URL http://www.kyousin-j.com/
[抗酸化工法普及へ]
 シックハウス対策の一つとして「いきいき健康・環境回復住宅・抗酸化工法」を取り入れた抗酸化工法代理店で、シックハウス対策室を設けている共進住建。松沢一弘社長は07年6月から、長野抗酸化工法Gハウス会の会長を務めている。
 GハウスのGは英語のグッドの頭文字。地球環境保全や、抗酸化溶液の利活用法を研究し、抗酸化工法による「いきいき健康回復 環境回復 運動」に取り組む事業所18社で組織する。長野Gハウス会の本部が共進住建に移り、併せて抗酸化溶液を活用した万能粉石けんなどの抗酸化溶液活用製品を取り扱う長野県の総代理店にもなっている。
 抗酸化工法は、抗酸化溶液を使い活性酸素と化学物質を抑制するシックハウス対策の工法をいう。抗酸化溶液は北海道在住の一級建築士・会田伸一さんが開発した発酵型微生物を培養して作る特殊酵素(液体)。建材に噴霧するなどの処理を施すが、特別な工具や技術を必要とせず、建築後の施工も対応できる。効果として、化学物質の分解除去、調湿・悪臭分解、帯電防止・ハウスダスト抑制、害虫忌避、省エネルギー、メンテナンスコスト半減などがあるという。
 「抗酸化工法は目に見えないナノテクの世界。家族にアトピーや喘息に苦しむ人がいると真剣に考えるが、家中が健康なお客さんは勧めても難しい」。一般住宅だけでなく公共施設も手がけてきた共進住建だが、「引き合いはあるけど、まだまだ浸透まではいかない」のが現実で、広告で宣伝したり講演会を開くなど地道な取り組みを続ける。
 03年の本紙登場以降、SBCラジオの番組にも出演し抗酸化工法を紹介。今月19日は5回目のラジオ出演で、番組「武田徹のつれづれ散歩道」の中で「いきいき健康回復住宅」について話す予定という。
 抗酸化工法は、「何かわからないけど何かある。面白い。そこに魅力がある。とにかく1部屋でも抗酸化工法を試してほしい。ほかの部屋と比べてもらえばその効果がわかる」と松沢社長。「化学物質過敏症の人も住める住宅を提供したい」との強い信念で、顧客拡大に努めている。
[抗酸化溶液活用製品取り扱い]
 抗酸化溶液活用製品は、抗酸化溶液を開発した会田伸一さんが代表取締役会長を務める会田総合研究所の設立(07年8月1日)に伴い、新しくなった。旧製品を全面的に見直し、抗酸化溶液の培養法もより精度が高まり純化したという。製品名も新しくなり、パッケージも黄色を基調にするなど変わった。
 製品の一例を挙げると、万能粉石けん「えみな」、化粧石けん「ぽぽ」、ボディクリーム「痛快」、化粧水「光のしずく」、不思議なバケツ「いきいきペール」、インソール「元気」、ベッドパッド「もこもこパッド」などがある。
 県内だけでも顧客は220件あり、共進住建には地元の人が直接購入に訪れる。「まず試していただきたい。楽しみながら、あぁ効果があったというようにユーザーさんが関心を持ってもらえればと思う」。製品から抗酸化工法の住宅施工へと結びつけていくため、製品販売にも力を注ぐ。
[陶板浴施設を建設]
 05年10月、会社敷地内に建設した還元復活低温陶板浴施設「虎杖(こじょう)」は、口コミで評判が広まり、体験に訪れる人が増えている。
 北海道で研究開発された還元復活低温陶板浴。「虎杖」は木造建築で、床に特殊な抗酸化のセラミックタイルを敷き詰めている。室温38縲・2度、湿度5縲・0%、床の温度49縲・1度。完全予約制で1回の利用は1時間20分。パジャマなどの浴衣を着用し、床に敷いたバスタオルの上に仰向けに寝る。
 低温なので幼児から高齢者まで利用できるのが特徴。「還元エネルギーを受け取ることで健康な体を維持できる」という。
 「木の香りと抗酸化工法によるきれいな空気。マイホームに癒しの空間を造れば毎日が楽しく快適に過ごすことができる」と、陶板浴施設の注文も受け付けている。

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