ガールスカウト長野県第34団(箕輪町)
小学生のぼうさい探検隊マップコンクールで「わがまち再発見賞」受賞
第4回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール(日本損害保険協会など主催)で、箕輪町のガールスカウト長野県第34団が作成した「みのわぼうさいマップ」が、応募総数1374点の中、7つの賞の一つ「わがまち再発見賞」を受賞し、初挑戦で入賞を果たした。19日、東京での表彰式に児童代表や指導者が出席し、団員約20人がかけつける。
「ぼうさい探検隊」は小学生が自分達の住むまちを探検。危険な場所や防災施設・設備などを見て回り、その結果を防災マップとして模造紙上の地図にまとめ感想などを発表し合う教育プログラム。コンクールにより普及・啓発を図っている。
ガールスカウト日本連盟が、第3回コンクールで奈良県の団が入賞したのを機に昨年3月に入選作品集を全国の団に配布。これを受け、第34団のジュニア部門(小学4年縲・年)が取り組んだ。
6年生3人、5年生3人の6人が「ぼうさい探検隊」を結成。箕輪町で起きた06年7月豪雨災害をテーマに、夏休み中に天竜川の堤防決壊場所や土石流被害のあった北小河内などの復旧工事の様子を見て回り現場の話を聞いたほか、町役場で聞き取り調査もした。
10月に丸1日かけて、地図上に探検の様子や聞き取り結果、新聞記事、スカウトからのお願い、感想などをまとめた。
12月に入賞の連絡があり、表彰式のある東京行きを目標に頑張った児童は大喜び。「皆で協力し一生懸命作ったマップが受賞できてうれしい」と代表の箕輪北小学校6年・田中琴美さん。5年生は来年度も挑戦したいと話しているという。
指導者の上野良子さんは、「発団25周年にすばらしい賞をいただき最高の喜び。自分たちの住む町がさらに住みよい町になるために手助けできるよう学んだことを生かしたほしい」と話している。