南信ブロック障害者就業支援ネットワークセミナー
南信の市町村や公共職業安定所、就労支援関連障害者施設などでつくる南信ブロック障害者就業支援ネットワークは17日、伊那市駅前ビル「いなっせ」でセミナーを開いた。関係者などおよそ120人が参加し、意見交換を行った。
基調講演として障害者就業・生活支援センター「アイ‐キャリア」(東京都世田谷区)の根本真理子所長が「障害者の就労ネットワーク」と題し話した。
根本所長は世田谷区で障害者就労ネットワークがどのようにして作られていったか、「アイ‐キャリア」の成り立ちを通して語った。またシステム構築のポイントとして「障害者の就労に視点を置くだけでなく地域の発展にも視点を置いて考える」こと、「ネットワークは生き物であり変動する」ことなどを語った。
講演の最後に根本所長は「楽しんで支援していく、つながりをつくっていく。それにより柔軟な発想がでてくる」と訴えた。