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飯沼棚田産美山錦を使った「今錦おたまじゃくし」が完成、おり酒、原酒の試飲会

22日から地域活性化に向け新発売

飯沼棚田産美山錦を使った「今錦おたまじゃくし」が完成、おり酒、原酒の試飲会

 中川村大草の米沢酒造(米沢博文社長)が、飯沼棚田の美山錦だけを使ったオリジナル新酒「おたまじゃくし・おり酒、原酒」が完成、22日の新発売を前に、19日夜、JA中川支所で試飲会があった。来賓の村、商工会、JAをはじめ、酒米を栽培した飯沼農業活性化研究会、米沢酒造、南部酒販組合ら関係者のほか、一般村民ら約70人が参加。しぼりたての原酒、おり酒を口に含み「フレッシュで、調和の取れた味わい」に、地域活性化への期待を膨らませ、完売を確信した。
 米沢社長は「39俵を12月に仕込み、若手の蔵人が力強い麹を作り、今井杜氏以下4人が蔵に泊まり込んで世話をした」と経過に触れ「小さなオタマジャクシがカエルになって、地域の活性化になれば」とあいさつ。
 この後、発酵中のおり酒を互いに注ぎあって、乾杯した。
 中組の鈴木信さんは「甘くてまろやか、トロトロしている」。南部酒販組合の下平勝治さん(飯島町)は「フレッシュで甘口、口当りがいい」。池上明さん(飯島町)は「味のバランスがいい。かろやかで、飲み口すっきり」と話していた。
 「今錦おたまじゃくし」は一升瓶換算で原酒で1400本生産。
 値段はおり酒720ミリリットル1743円、生原酒720ミリ1712円、1・8リットル3413円、特別純米酒と「秋あがり特別純米酒」は720ミリリットル1386円、1・8リットル2730円。
 おり酒・生原酒の販売は村内、飯島町内の酒販店で22日から、特別純米酒は4月中旬以降、秋あがり特別純米酒は9月以降を予定。

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