北林瑞穂さん、、(12)飯島町南町
飯島町中央公民館専属託児者、食改ヤング班長
飯島町中央公民館のリフレッシュセミナー受講生の子どもを膝に乗せ「5月の開講の時は、お母さんから離れるのが悲しくて、大泣きされて、大変だった。今はすっかり慣れて、子ども同士遊べるようになり、楽になった」。
1965年伊那市手良生まれ。短大卒業後、地元企業に就職。職場結婚し、夫の転勤で東京に移転。長男が小学2年、次男が年中まで都会で子育てをした。「実家に遠く、手助けをしてくれる人が欲しいと切実に感じた」。
夫の実家、飯島町にUターンし、娘を出産、生後10カ月になった時、中央公民館の親子一緒のフレッシュセミナー、続いて、リフレッシュセミナーを受講した。「最初は娘に泣かれて、後を追われて、とても辛かった。子どもを泣かせてまで参加する意味があるのかと思ったこともあった」。そのうち、友だちと遊べるようになり、ほっとしたという。
この時の経験が託児に活かされ、若いお母さんに「大丈夫だよ、そのうちに友だちと遊べるようになるよ」とアドバイスできるようになったとか。
託児はお母さんに引き渡すまで責任があり、目が離せない。多い時は散歩に行くにもおんぶして、抱っこして、手を引いて、3人連れて歩く時も。時には脱走し、駐車場にいたのを発見したことも「青くなって、夢中になって探した」
飯島町食生活改善推進協議会ヤング班の班長でもある。食改会員といえば、子育てが一段落した中高年の女性が中心だが、子どものころから母の活動を見て、有意義なことと、飯島に戻ってからすぐに加入した。「会員には若い人はほとんどいなかったが、子育て世代こそ、『食』の勉強が大切と、リフレッシュセミナーの友だちを誘い、2年前にヤング班を立ち上げた」。活動は伝導講習、調理実習が中心「子育て中の若い人たちがもっと『食』に関心を持って」と会員増強にも力を入れている。義父母、夫、子ども3人の7人家族(大口国江)