かさんぼこ」で無病息災
飯島町日曽利耕地の伝統行事
飯島町日曽利耕地(本田優総代、46戸)の正月の伝統行事「かさんぼこ」が13日夜、日曽利林業センター広場で行なわれた。地域の子どもや大人約50人が続々と集まり、1年間の無病息災を願った=写真。
「かさんぼこ」はしめ縄や門松など正月の飾りを燃やす「どんど焼き」同様の行事だが、形態が珍しい。朝から積み上げた正月飾りの山の中央に、高さ9メートルもある真竹を立て、先端に色紙を巻いた「「花」と呼ばれる竹串を70本取りつけた。
午後6時、正月飾りに点火、炎と煙りが中天に上り、正月飾りが徐々に崩れ落ち、点火から15分後に、ゆっくりと竹が倒れると、みな「花」を求めて群がった。
各家庭に持ちかえった「花」は厄除けとして玄関に飾る。