伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
2211/(金)

ニュース

駒ヶ根市長選 杉本氏当選

 任期満了に伴う駒ケ根市長選は20日、投開票が行われ、無所属で新人の元県教育次長・杉本幸治氏(58)=上穂町=が8975票を獲得して初当選を果たした。いずれも新人で無所属の前市議会議長・北沢洋氏(56)=上赤須=は7908票、元市議会議員・林高文氏(69)=中沢=は2725票だった。投票率は76・24%の高率だった4年前の前回選を約4ポイント下回る72・41%にとどまった。
 前回選で現職の中原正純氏にわずかの差で敗れた杉本氏は「出馬表明が遅く、駒ケ根にあまりいられなかったために住民との対話ができなかった」反省を生かし、ミニ集会などの草の根型運動を地道に展開。「市民の声を聞き、市民とともに明るい将来を築く」と訴え、幅広い層の支持を受けて1067票差で北沢氏をかわした。
 強固な支持基盤を持つ北沢氏は組織の強みを生かし切れず「思わぬ大差」(北沢陣営)で敗れた。林氏は「現市政からの転換」を叫んで一部に支持を広げたが、出馬の出遅れもあって票が伸びなかった。

一夜明けて

 竏窒ョっすり眠れたか
 寝たのは午前3時ごろ。よく眠れたが、今朝は6時半ごろに祝いの電話で起きた。それからは電話がずっと続いている。田中さん(元県知事)からの電話はないけどね。
 竏駐桝Iは実感できたか
 朝、新聞を読んだ時に感じた。
 竏衷汕ヘ
 大きな組織がないまま戦ってきたが、支持の輪が日に日に広がっていくのが実感できた。草の根の地道な選挙活動が実を結んだのだと思う。時代が大きく変わってきていることを市民も分かっていてくれたんじゃないか。選挙期間中も「市政を変えてもらいたい」というたくさんの声を聞いてきた。ずっと訴え続けた“市民参加のまちづくり”を市民も望んでいるのだと思う。公約に挙げた「将来を考える百人委員会」もできるだけ早く立ち上げたい。
 竏瀦[差について
 1万人以上の市民の票をいただけなかったことは真しに受け止めなければならない。今後、市民にも議会にも私の考えを理解してもらうよう努力し、同じ駒ケ根市民として一丸となって進める市政を展開していきたい。
 竏註V市長として最初に手をつけることは
 まず昭和伊南総合病院の体制づくり。方向を出さなければ医師確保も始まらない。院長や伊南の町村長とも相談し、早急に対策を示していきたい。財政再建についてはまず状況を詳しく調べる。その上で新年度予算に一つでも二つでも具体的なものを盛り込みたい。市長報酬と退職金20%削減の条例改正案は3月議会に提出するつもりだ。
 竏虫s職員の意識改革については
 市民からもいろいろな不満の意見を聞いている。市役所はサービス業であることを職員に分かってもらい、あいさつから始める意識改革を進めたい。もう少し外に出て民間で研修するようなことも検討する。
 竏注。後どう市政を進めていきたいか
 副市長を外部から迎えたい。私も行政経験者なので、違う感覚を持った人に市政を補佐してほしい。私の原点は市民の市民による市民のための政治。原点に戻った地方自治を進め、市民とともに小さくてもキラリと光るまちをつくっていきたい。
 竏忠ス期までなら務めてもよいと考えるか
 最大でも3期12年。

前のページに戻る 一覧に戻る