駒工課題研究発表会
駒ケ根工業高校(本間秀明校長)の3年生が思い思いに取り組んできた研究成果を発表する第10回課題研究発表会が24日、同校体育館で開かれた。ステージ上では電気、機械、情報技術の各科から2グループずつ選ばれた6グループが代わる代わる登壇し、それぞれの取り組みの成果を発表した。
市販の2足歩行ロボットにサッカーをさせる研究に取り組んだ情報技術科のグループは「片足で立って全身のバランスを取らなければならないキックの動作の制御が難しくて苦労したが、何とかできた。今後はもっと複雑な動作ができるようにしたい」と発表。ペレットストーブの製作に取り組んだ機械科のグループは「板金や溶接が思ったより大変だった」などと活動を振り返った。
会場には3年生がかかわった全作品が展示され、生徒らは訪れた人たちの求めに応じて作品をリモコンで動かしたり、質問に笑顔で答えたりしていた。
台湾から修学旅行の途上で同校を訪れた国立東勢高級工業職業学校の生徒らも発表を興味深そうに見詰めていた。