【記者室】文化財防火デーと住宅火災
1949(昭和24)年の今日、世界最古の木造建築として知られる法隆寺の金堂で火災が起き、貴重な壁画が焼損した。原因は壁画の模写をしていた作業員が使っていた電気座布団の過熱という。これがきっかけとなって1月26日が文化財防火デーと定められた▼文化財の防火はもちろん大切だが、わが家の火災となると重大さはその比ではない。最近の住宅火災の原因としていくつか聞いたのは、ストーブの上で洗濯物を乾かしているうちに落ちて燃え上がった竏窒ニいうケース。お宅は大丈夫ですか▼火災は何もかも奪ってしまう。情け容赦なく、時にはかけがえのない命さえも。空気が乾燥していることもあって冬は一年で火災が最も多い。どうかくれぐれもご注意を。(白鳥文男)