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山ぶどう栽培、担い手問題浮き彫りに

 宮田村の山ぶどう栽培組合に加盟する12戸のうち3戸が、高齢などの理由で今季から栽培をやめる意向であることが分かった。24日に開いた関係者でつくる「山ぶどうの里づくり推進会議幹事会」で報告。組合員が育てた山ぶどう(ヤマソービニオン)で仕込む特産赤ワイン「紫輝」「駒ケ原」は県の原産地呼称管理制度に認められるなど、評価も高まっているが、栽培開始から10年を経て課題だった・ス担い手・ス問題が現実として浮き彫りになった。
 推進会議では、構成する商工会、農協などに呼びかけて担い手探しを行っていくことを確認。
 企業や観光農園などの掘り起こしも進めたい考えだが、農業全体の担い手不足と同様に、労力が報われるだけの対価の問題を抱えるなど根は深い。
 今年生産をやめる意向の3戸のうち2戸が高齢を理由にするが、関係者は「同様に来年以降について、続けられるかどうかと考えている農家が他にも数戸ある」とも話す。

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