伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
271/(金)

ニュース

輝く!経営者~新たな挑戦~ 日本創健 舘内修一社長

輝く!経営者~新たな挑戦~ 日本創健 舘内修一社長

株式会社日本創健
◆本社/駒ケ根市赤穂8754
◆創業/1990年
◆資本金/1000万円
◆従業員/10人
◆TEL/0265・82・3600 FAX/0265・82・5177
《組織の若返り》
 肌トラブルなどを改善する馬油(ばあゆ)商品と・ス中国に伝わる長寿の神果・ス羅漢果(らかんか)から作る健康飲料水を製造販売する日本創健を本紙・ス輝く経営者・スシリーズで紹介したのが05年2月。その後、組織は大きく変わった。
 創業者として異彩を放った舘内宗雄氏は07年7月に会長になり、長男で専務兼製造部長だった修一氏(38)が社長に就任。その8カ月前の06年11月には、宗雄氏の長女で日本創健企画部長の希美子氏(40)を社長とする新会社エヌエス・プランニングが立ち上がった。若返った日本創健と、ペット向け馬油商品を製造販売するエヌエス・プランニングの新たな挑戦が始まっている。
《馬油の需要は冬がピーク》
 古くから家庭常備薬としても愛用されてきた馬油。アトピー性皮膚炎などの肌トラブルを改善することで知られる。日本創健の人気商品「ナチュラル馬油」の原料は放牧馬のたてがみ下部(こうね)の脂肪だけを使う。1頭からわずかしか取れない。この馬油には皮下組織の血行を促進し、新陳代謝を活発にする「α竏茶潟mレン酸」が豊富に含まれる。
 冬季は肌トラブルが増え、馬油の需要も増加。この時期の売上が年間の業績に大きく影響する。社員の動きもきびきびしたものになり、新社長自ら午前5時に製造現場に立つ時もある。
 新社長は製造と並行して新商品の研究・実験もする。「温度調整をちゃんとしないと違う商品になってしまう。気候の影響も受けるので、実験中は目が離せない。とにかく時間の勝負」
 馬油のほか、馬油を加工したローション・クリーム・せっけんや、馬油関連商品など、アイテムは確実に増え続けている。同社製品の利用者は固定客がほとんど。それら多くの愛用者の意見を聞きながら「こういうのを作ろうか」と研究する。
 自社ブランドのほか、PB(プライベート・ブランド=流通業者が企画した製品を外部の製造業者に生産させるブランド)商品の製造も行う。依頼主の仕様書に沿って改良実験を繰り返し、1縲・年かけてようやく完成するものもある。だが、依頼主がそれを気に入って商品化してくれるとは限らない、厳しい世界だ。
《社長の重責を担って》
 社長の重責を引き受けたが、「何が変わったということは、特にない。肩書きは代わったが、やっていることは同じ」と、淡々と語る新社長は、原料管理のため、できるだけ現地視察に行くことを心掛けている。昨年6月にはハーブ仕入れ先のオーストラリアを訪れ、11月末にも、馬油と並んで同社の主力商品になっている「羅漢果」の栽培地・中国桂林を視察。「自分の目で確かめて仕入れたい」と強調する。
 「会社をそんなに大きくするつもりはない。能力もないし、目も届かなくなってしまう。大量生産はしないし、出来ない。身の丈の経営をしていく」
 「企業の信用は今の売上ではない、何年続いているかだ竏窒ニ、ある人に教えてもらい納得した。長く続けられる会社にしたい」
 父親の宗雄氏と共通した経営の姿勢が言葉の随所にうかがえる。
 一方で「商品あっての日本創健。あまり合理性は求めず、商品の良さを追求していく。会長が作り上げた良いものは壊さず、時代のニーズに合った形でそれを発展させたい」との思いも強い。「やりたいことはいっぱいある。今後・ス共同・スの方向も考えている」

エヌエス・プランニング 舘内希美子社長

輝く!経営者~新たな挑戦~ 日本創健 舘内修一社長

《国内初の犬用馬油を普及へ》
 日本創健の人気商品「馬油」は全国津々浦々に浸透し、多くのファンを獲得した。そんなファンの間で、馬油は犬にも効果がある竏窒ニいう声がかなり前から広まっていた。
 そんな中、同社が懇意にしている獣医が自分の飼育している犬で実験したデータでも馬油が皮膚病などに効果があることが分かった。舘内親子は決心した。「ペット部門を独立させて新会社をつくろう」と。
 新会社「エヌエス・プランニング」の社長となった希美子氏は「犬を対象にした馬油商品は国内にない。馬油を知っている人には売りやすい利点がある。新しい分野の開拓も視野に入れている」と、手応えを感じている。
 扱う商品は、馬油にアロマオイルを加えた「Dr.(ドクター)アトピュノン」。馬油で皮膚トラブルを改善し、3種のアロマオイルでリラックス効果もねらう。ドッグマッサージ時などに使用する。天然素材のみを使用し、防腐剤などの添加物を配合していないため、犬がなめても害はない。
 全国のペットショップ、動物病院などに置いてあり、すでに固定客もついている。
《時代に合った商品開発》
 ペット熱は相変わらずだ。都会を中心に・スわが子・スのようにペットをかわいがる飼い主も多い。一方で、それが原因でペットがストレスを抱えるケースも目立っているという。
 日本創健の新商品はそれらのストレスに伴う皮膚トラブルの解消などに歓迎されそうだ。
【舘内希美子社長の話】
 都会の犬にはストレスによるアトピーが多い。しかも大型犬より小型犬に多い。室内で飼われていることなどから・ス犬みしり・スする犬も都会に多く、自分を犬と認識せず、人間と思っているのか、犬と会ったらほえたり萎縮する。犬と認識していないから子づくりもしない。
 犬の馬油を周知していくことが責務。赤ちゃんの数よりペットの数の方が多いという統計もある。犬を「うちの子」と表現する飼い主も多く、「Dr.アトピュノン」は、子どものようにペットを飼う時代に合った商品。

前のページに戻る 一覧に戻る