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お産勉強会

お産勉強会

 医師不足により昭和伊南総合病院で4月から産科が休止されることを受け、市民有志でつくるグループ「安心して安全な出産ができる環境を考える会(in駒ケ根)」は30日「よりよいお産のための勉強会 助産師さんを活用しよう!」を駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。伊南地域の男女約40人が参加し、助産師の川手幸子さん、真木喜子さん、小林まゆみさんらとの対話や質問を通じて、お産のあり方と助産師の活用方法などを考えた=写真。参加者からは「医師確保が第一だが、病院、助産師、地域行政が協力し、連携していくことが安全、安心なお産につながる」などの意見が出た。
 出産を控えた娘が大阪にいるという女性は「できれば里帰りで生ませてやりたいが、希望はないのか」と昭和病院勤務の助産師らに質問。助産師は「昭和は駄目だが、ほかの病院や助産院で出産できる」と回答した。助産院で出産しようとしたがなかなか生まれず、病院で出産したという女性は「出産は何が起こるか分からない。万一の場合に備える意味で病院との連携も大切」と体験を話した。助産院で2人目の子を出産した女性は「1人目は病院でだったが、苦しい思いをして二度と生みたくないと思った。助産院は病院とは全然違って自然な雰囲気で、精神的にも妊娠中の体調面からも大変よかった」と話した。

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