はらぺこ保育園で本格ピザ作りに挑戦

　伊那市富県北福地の自由保育園「山の遊び舎はらぺこ」の園児らが29日、自分たちで作った小麦粉を使って本格的なピザ作りに挑戦した=写真。

自然の中での保育活動を中心とした取り組みを続ける同園では、園児たち自らがさまざまな野菜作りにも挑戦しており、収穫した野菜は実際に調理してその味を楽しんでいる。今回ピザに用いた小麦も園児らが畑で作ったもの。シカの食害を受けるなどといったアクシデントもあったものの、3年目の今年はやっと調理に使える量を確保できたため、自分たちの好きな具をたっぷりとのせたオリジナルピザ作りに挑戦することになった。

生地に使う小麦は、今年に入ってから園児ら自身が石うすで引いた全粒紛1・4キロと、そのほかにも国産小麦3キロを用意。園児らは「気持ちいいね」などと感触を楽しみながら、粘土遊びの要領で生地をこね、生地を寝かしているうちに具材づくりへ。具材は園児らのリクエストに応えて選択。イカ、サラミ、タコ、シーチキン、ゆで卵といったもののほか、もちなどといった変り種も並んだ。
　その後、引き伸ばした生地の上に思い思いの具材をたっぷりと載せ、ダッチオーブンで焼き上げ。焼きたてのオリジナルピザの味を楽しんでいた。
　現在はらぺこ保育園では08年度入園園児を募集している。
　問い合わせははらぺこ保育園(TEL76・3341)へ。