西箕輪小3年けやき組 環境大臣賞受賞
「ドラえもん自然はともだちコンテスト」の学校賞で
ヤゴがトンボへ羽化するまでを観察した、伊那市の西箕輪小学校3年けやき組(小牧美穂教諭・28人)の自由研究作品が、「ドラえもん自然はともだちコンテスト」(小学館など主催)で最高賞となる環境大臣賞を受賞した。1日、小学館の関係者が同校を訪れ、賞状などを手渡した。
コンテストは小学生を対象とした、自然に関心を持ってもらう目的で16回目。けやき組が応募した作品「やごさんトンボさんとすごした3年間新聞」は、全国から約700作品の応募があった自由研究やレポート、HP作品を審査する「学校賞」で最高賞を手にした。
けやき組の観察は1年生のプール掃除の際、「プールの生き物を助けたい」と学校中庭に池を作ってヤゴを観察し始めたのがきっかけ。作品は記録写真や手書きの説明文、ヤゴの抜け殻などを使って、縦横約2メートルの摸造紙にまとめた。この日、学校を訪れた小学館の児童学習編集局クリエイティブ編集室の菊地徹編集長(43)によると、「ホームページ作品が多いなか、手書きでまとめたところがよかった」という。
児童の一人、日達翔太君(9)は「受賞できて、とてもうれしかった。観察を続けるなかでヤゴの世話をするのが大変だったが、この研究を通じてトンボのことがもっと好きになれた」と話していた。
小学館の関係者から賞状を受け取る児童の代表ら