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伊那市「学校省エネ大作戦」 約31・5トンのCO2抑制

 伊那市が07年度新規事業として取り組む、児童、生徒が自ら環境を守るための活動「学校省エネ大作戦」の結果について、1日、市教育委員会が発表した。07年4月縲・月の半年間の電気使用量は前年度同期比5万6978キロワットの削減。上・下水道使用量と合わせ、二酸化炭素(CO2)排出量に換算すると、同比でCO2約31・5トンの排出を抑える効果があったという。
 事業は、子どもたちが省エネルギー活動に取り組み、地球温暖化防止、限りある資源の節約を進める教育環境を自らつくっていくことが目的。光熱水費の使用量が前年度同期使用量を下回った学校には、節減した使用量の段階に応じ、節減額の一部を消耗品費として還元する。
 まとめによると、電気使用量が全小中学校の平均が前年度を大きく下回った。金額にすると67万6534円(小学校56万2126円、中学校11万4408円)の節減に成功した。
 しかし、水道・下水道使用量については前年比309立方メートル、19万1994円の増。理由として、小学校で「プール注水後の止水確認が不確実だった」「施設の老朽化に伴う漏水」などの要因が上げられた。
 実績結果は次の通り(学校還元額基準表によると、還元額は節減率15%以上15万円、15%未満10万円、10%未満5万円、5%未満縲・・1%3万円)。
【小学校】▽使用量15%以上節減=西春近北23・5%▽15%未満=手良14・6%、富県13・9%▽10%未満=新山9・1%▽5%未満縲・・1%=伊那西(3・1%
【中学校】▽使用量15%以上節減=なし▽15%未満=長谷11・6%▽10%未満=伊那8・4%、東部7・4%、西箕輪6・3%▽5%未満縲・・1%=春富4・3%

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