箕輪町介護予防拠点施設「げんきセンター南部」開所式
12日から一般開放
箕輪町が三日町のデイサービスセンターゆとり荘南側に建設した介護予防拠点施設「げんきセンター南部」で8日、開所式があった。心肺持久力向上や筋力アップのトレーニング機器を備えた施設で、今後、一般開放による高齢者筋力向上トレーニング事業や転倒予防教室などの介護予防事業に利用していく。
06年度地域介護・福祉空間等整備事業。高齢者のための生活支援、生きがい活動支援、寝たきり予防知識の普及などを図り、高齢者の自立、生活の質を確保し介護予防を推進する。併せて高齢者の筋力向上トレーニングなどの指導普及を図る。
同施設では、みのわ健康アカデミー卒業生のボランティアが、「ウエルネスサポーター」として運動指導士の指導のもとで一般利用者をサポートする。
式で平沢豊満町長は、「大変すばらしい機能を備えた機器を配備している。健康アカデミーの成功事例をこれからも普及したい」とし、「ウエルネスサポーターが町中の皆さんの先頭に立って、町中が健康で明るく楽しく前向きに生きられるように健康づくりを進めてほしい」とあいさつした。
施設名は公募で決定。命名者の柴億一さんに感謝状の贈呈もあった。
建築面積は241・60平方メートル、鉄骨平屋建て。事業費は5287万9480円(国庫補助4914万円)。
トレーニングルーム、受付・事務室、トイレ、更衣室(男・女)、休憩スペース、倉庫があり、床暖房になっている。トレーニング用のバイク5台、トレーニングマシン6台などがあり、体組成の測定をする高度大成分分析システム機器1台も近々配備する。
施設は12日から3月31日まで無料で一般開放する。時間は午後1時縲・時。土日祝祭日は休館。対象は町内在住の20歳以上の人。事前申し込み不要。
ウエルネスサポーター結団式
げんきセンター南部の開所式に併せ、みのわ健康アカデミー卒業生による「ウエルネスサポーター」の結団式もあった。
健康づくりをより推進するため、健康運動指導士の指導のもとでボランティアで、一般利用者にトレーニングマシンの取り扱いや健康づくりについてアドバイスするなどサポート役として活躍する。
サポーターはアカデミーの1期生と2期生の90人。昨年10月からサポーター養成で、げんきセンター南部で機器の扱い方を覚えるなどしてきた。
結団式では青色の腕章が授与され、代表の上條正勝さん=北小河内=が、「これまでアカデミーで学んだことを1人でも多くの方に手助けできたら、こんなうれしいことはない。腕章に恥じないような働きをしていきたい」とあいさつした。
一般開放では、サポーターは1日10人体制で活動し、軌道に乗ったところで3、4人のローテーションにしていくという。