【記者室】戸惑いを見せる駒ケ根市職員 新市長を迎えて
駒ケ根市の杉本市長が就任して10日余り。中原時代が20年間も続いたためか、当初は体制の変化を嫌う一部職員の間に新市長を歓迎しない雰囲気が感じられたが、庁舎を覆っていた緊張感もようやく薄らぎ始めた▼公約に挙げた市役所改革でどんな大ナタが振るわれるか戦々恐々だった職員も「思っていたよりもソフトな人柄でほっとした」という。一方「中原前市長に比べて早口で聞きづらい」「いや、話の時間が短くて良い」と評判はさまざまだ▼企業なら社長が突然代わるようなもので、市長も職員も大変だろうが頑張っていただきたい。杉本市長は「職員は市長でなく、市民の方を向いて仕事をしてほしい」と話した。どんな変化が表れるか期待しつつ見守りたい。(白鳥文男)