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村出身の本田さんが多額の寄付で小中学校にプレゼント
子どもたち感謝込めて元気な歌声で

村出身の本田さんが多額の寄付で小中学校にプレゼント<br>子どもたち感謝込めて元気な歌声で

 宮田村出身の本田光雄さんと美枝さん夫妻(東京都久留米市在住」が、宮田小学校にグランドピアノ、宮田中学校に体育館ステージのどん帳と引き割幕を寄贈し12日、披露の会が両校であった。夫妻の甥(おい)で町一区に住む本田秀明さん(76)が代理出席。感謝の気持ちを込め歌を発表した子どもたちの姿に「叔父と叔母もこの元気な歌声を聴いたら涙ぐむはず」と目を細めた。
 宮田小学校では6年生が音楽室に集まり、夫妻が寄贈してくれたピアノの伴奏で「翼をください」を合唱。 
 児童会長の上條途夢君は「大切にして後輩に引き継いでいきたい」、清水閣成校長は「ピアノの響きが子どもたちの宝になるよう努力します」と礼を述べた。
 秀明さんは「大きな声で仲良く合唱してください」と、夫妻のメッセージを代弁した。
 宮田中学校では全校生徒が体育館に集まり、生徒会副会長の松沢佳奈さん=2年=が「こんなに立派なステージになりうれしい」、帯刀昇校長は「このどん帳と幕が子どもたちの成長を見守ってくれるはず」と感謝。
 新調されたどん帳と幕を前にして全校で合唱した。
 夫妻は昨年、美枝さんの出身地である伊那市西春近の北小学校に太鼓一式を寄贈。宮田村へは「90歳を超えてふるさとの子どもたちに何かプレゼントしたい」と400万円を寄付し、その善意で村教育委員会は今回の物品を購入整備した。

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