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登喜和冷凍が熟成豆腐チーズ「醍醐丸」を発売

 高野豆腐の製造販売を主力とする伊那市の登喜和冷凍食品(登内英雄社長)は13日、熟成豆腐チーズ「芳醇(ほうじゅん)醍醐(だいご)丸」を発売した。伊那谷産大豆を使った豆腐をみりん粕に漬け込み、熟成させた商品で、同社がこだわりの珍味として発酵食品を扱ったのは初めて。
 豆腐の原料となる大豆は中・南信で栽培される「ナカセンナリ」を使用。輸入大豆に比べて糖質が25縲・5%と高く、甘みがある。
 固めに作った豆腐を乾燥させ、みりん粕をしぼったもろみに漬け込み、1カ月縲・カ月半、温度をかけて熟成させる。同社の高野豆腐製造技術と養命酒が持つみりん粕の発酵熟成技術を組み合わせ、2年がかりで開発した。なめらかな食感で、みりん粕の風味の中に、アミノ酸のうまみが口の中に広がる。更年期障害の緩和や骨粗しょう症予防に効果があるとされるイソフラボンなどを多く含む。
 月間生産量は1瓶150グラム入りを千本。当面は手作りで、いずれ量産に切り替える。
 登内社長(56)は「地域に親しまれ、伊那の名産品として情報発信できれば」と話す。08年度は調味料として使えるように研究を進め、商品化したいという。
 「醍醐丸」は、発酵した状態を示す「醍醐」と、食べたあとにうまみが残るだいご味があることから命名。1瓶800円。
 すでに駒ケ根市の養命酒駒ケ根工場健康の森記念館で売り出し、近くニシザワグループや井田屋酒店にも並ぶ。随時、販路を拡大していく。
 食べ方は▽そのままで、酒のつまみに▽ポン酢などに合わせてドレッシングやつけだれに▽パスタや肉料理のソースに竏窒ネど幅広い。

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