中沢小でフクロウ観察教室
駒ケ根市の中沢小学校5年生(吉田保晴教諭)は12日、フクロウについての授業を受けた。県野生鳥獣救護ボランティアの小口泰人さん=駒ケ根市福岡=が教室を訪れ、保護しているフクロウを見せると児童らは興味津々でかごをのぞき「かわいい」「意外に大きい」「こんな近くで見るのは初めて」などと感想を口にした=写真。小口さんは「フクロウは「顔はかわいいが、体全体を観察するとたくさんのことが分かる。爪は獲物をつかみやすい形になっているし、耳は前後の音を聞き取りやすいように左右の位置が違う。体の羽毛は音もなく飛ぶための秘密兵器だ」などと解説した。児童らは熱心に話に聞き入り、「どんな巣を作るの」「どのくらい種類があるの」などと質問していた。
フクロウは衰弱しているところを1日に上伊那地方事務所に保護され、小口さんの元で飼育を受けて元気を取り戻しつつある。児童らは以前から、フクロウが保護されたらぜひ見せてほしい竏窒ニ吉田教諭を通じて依頼していた。