伊那ミニバスケットボール教室
ミニバスケットボールの全国選抜県大会(1月26縲・7日・長野市運動公園総合体育館)の女子の部で優勝し、3月28縲・0日、東京・国立代々木体育館で開く全国大会(日本バスケットボール協会など主催)に出場する。上伊那勢として2年ぶりの快挙。「気を抜かず楽しく、よい顔でプレーしよう」を心がけ、予選突破を目指す。
チームは伊那市の伊那、伊那東、伊那西の3小学校の1縲・年女子児童19人で構成。各学年の選手が少なく2年生までがベンチ入りする現状だが、豊富な練習によりチーム力は県内トップクラス。昨年11月の中南信大会で優勝、県選手権大会で3位と勝ち上がり、全国選抜県大会で7年ぶり3度目の栄冠に輝いた。
全国選抜県大会は県選手権大会上位7チームが出場した。初日の決勝リーグ進出決定戦で佐久東を大差で退けると、決勝リーグ初戦は川中島と戦い33竏・1で勝利。最終日は、県選手権大会で負けている松本南部を32竏・0で破り、最終戦のTOSCを36竏・1で下し、全勝した。
対戦相手はいずれも力が均衡するチームだったが、伊那ミニの執念が上回った。週6日の厳しい練習を行い、県外遠征も積極的に取り入れてきた今シーズン。「ベンチの要求に選手たちが応えてくれた。チームが仲間を信頼し合いながらプレーができた」と松永義夫コーチ(58)=伊那市=は選手たちをたたえる。
全国大会は都道府県の代表男女各48チームが参加し、それぞれで3チームずつが総当りの予選ブロック、各ブロック1位を4ブロックに分けた決勝トーナメントを行う。全国の舞台まで1カ月余となり、日ごとに選手たちの気合が高まっている。
「小柄だが元気のよさはどこにも負けていない。とにかく毎日、練習に打ち込み、大会できちんと力を発揮し、予選突破を目指したい」と松永コーチ。主将の黒沢しおりさん(12)=伊那小6年=は「平均的に背は低いが、スピードを生かした伊那ミニらしい試合をしたい。目標は全部勝つこと」と意気込みを語る。
全国選抜県大会で力を発揮する伊那ミニ