有線電話の通話機能廃止へ
エコーシティー駒ケ岳は駒ケ根市と飯島町の8500世帯が利用している有線電話の通話機能を廃止し、お知らせなどの音声告知サービスのみを継続することを決めた。15日開いた臨時株主総会で全会一致で承認された。
有線電話は開設から14年が経過して設備の老朽化が目立ってきたことから、同社は今後の方針を決めるに当たって昨年11月に加入者を対象にしたアンケート調査を実施。その結果、通話機能を残してほしいとする意見が20%前後、音声告知機能を残してほしいとする意見が約70%前後だったことから、更新する機器には通話機能のない機種を導入する方針を固めた。
加入者には4月から順次通知し、10月から更新工事を開始。工事完了は09年3月を見込んでいる。工事費は約2億円。設備の更新に当たり、加入者の費用負担はない。
総会では駒ケ根市長の交代などによる取締役の選任が行われ、社長に杉本幸治駒ケ根市長が新たに就任したほか、山下善広取締役、箕浦税夫監査役も承認された。