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西箕輪小6年かえで組 最終公演「霊犬早太郎」

 約700年前、遠州府中(現在静岡県)の怪物を退治した駒ヶ根・光前寺の伝説「霊犬早太郎」の劇に取り組む、伊那市の西箕輪小学校6年かえで組(春日由紀夫教諭・26人)は18日夜、市駅前ビルいなっせで卒業公演を行った。児童たちは、最後の舞台で最高の思い出をつくった。
 かえで組が演劇を始めたのは4年生のとき。「霊犬早太郎」の劇は、上伊那の伝説を広げよう竏窒ニ5年生秋から取り組み始め、これまでに校内や地域で発表してきた思い出の作品になっている。最後の大舞台に向け児童たちは、縦4メートル、横7メートルの背景画2枚を新たに作った。
 卒業公演は保護者や地域住民らで満席となった。伝説を元に自分たちで制作したシナリオは、早太郎が自分の命を犠牲にして、怪物ヒヒから村人たちを救うという流れ。・ス早太郎の勇気・スを伝えようと臨んだ、子どもたちの迫真の演技が観客を魅了した。
 ナレーション担当の有賀友理さんは「みんなで協力することをこの劇で学んだ。中学生になっても、このことを思い出し、頑張りたい」と感想。卒業公演に招待された光前寺住職の吉沢道人さん(60)は「一つのことをやり遂げた、子どもたちの演技に感動した」と話した。
自分の命を犠牲にして村人たちを救った早太郎を演じる児童

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