飯島町08年度当初予算案を発表
総額41億7500万円
飯島町は19日、総額41億7500万円の08年度一般会計当初予算案を発表した。前年当初比3・3%増。健全財政に配慮し、実質公債比率17%台を維持に向け実施する1億6800万円の繰上げ償還分を除外すると予算規模は前年並。福祉医療費中学3年生まで拡大や家庭相談員配置、学習習慣形成事業など新規・拡大を含む多彩な人口増、活性化促進事業を盛り込んだ。
一般・特別会計は新規に後期高齢者医療特別会計を加9会計、総額は74億6800万円で、前年比11・7%増となった。
高坂町長は来年度予算を「協働と子育てで未来を育む健やか予算」(高坂町長)と位置付け、道路特定財源問題にも触れ「現行制度のまま予算編成した。暫定税率が継続できない場合の影響額は約7千万円。堂前線整備や町道改良が難しくなる。国直轄の国道153伊南バイバスや県道竜東線の進ちょくなどに深刻な影響が出て来る」と話した。
歳入は町税が12億4570万円でほぼ横ばい、地方譲与税は3・8%減の1億100万円、地方交付税は4・6%増の14億1700万円。国庫支出金26・2%大幅減の1億9140万円、繰入金1億8680万円で140・5%大幅増、町債は3億2780万円で微減。
歳出の人件費は5・2%減の9億6100万円。物件費は4・7%増 の4億5800万円、扶助費はほぼ横ばいで2億9790万円、補助費は12・2%増の6億430万円。普通建設費は14・7%減の4億3840万円、公債費は繰上げ償還を反映し、27・3%増の8億2540万円。公債比率は19・8%
特別会計関係では、国民健康保険が9億7730万円、後期高齢者医療特別会計1億1180万円、老人保健医療9890万円、介護保険は8億5330万円、公共下水道事業は5億8420万円、農業集落排水事業は2億2840万円。水道事業は4億3930万円となっている。