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「親子で水質調査」 夏休みの研究レポート発表

「親子で水質調査」 夏休みの研究レポート発表

 リサイクルシステム研究会(会長=向山孝一KOA社長)などは23日、箕輪町の伊那プリンスホテルで諏訪湖・天竜川水系健康診断「親子で水質調査」の自由研究レポートの報告会を開いた。親子約100人が出席し、代表6家族の報告に耳を傾けた。
 水質調査は環境問題に関心の高い、地域の企業に参加を呼びかけて実施し、9年目。21企業の77家族が夏休み期間を利用し、天竜川水系などで簡易調査器具を使い、排水の汚水を評価する指標となるCOD(化学的酸素要求量)などを調べた。
 清水麻希さん(箕輪中部小5年)家族は、昨年、岡谷市縲恟シ川町の天竜川の調査を行い、下流につれてCODが下がるなか伊那市で上昇した原因を今回、調査。市内を流れる天竜川支流4河川などを調べ、麻希さんは「原因は生活排水かもしれない。家の風呂の残り湯はCODが7と高かった。汚れた水を川に流してはいけないと思った」と考察した。
 報告会ではこのほか、子どもたちが「川が濁って見えた」「魚が死んでいた」など、自分の目から得た情報を交えて報告。「家がたくさんあったり、人がたくさん通るような川が汚いということが分かった」「ごみは持ち帰って、きれいな川にしたい」などと話した。
 県自然観察インストラクターの野口輝雄さん(伊那東小学校教諭)による講演会「川にほたるを呼び戻そう」もあった。

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