宮田小3年2組、育てた繭をつむいでランプシェードに
宮田村宮田小学校3年2組は22日、自分たちで育てたカイコからできた繭(まゆ)の糸をつむぎ染色し、ランプを覆うシェードを手づくり。駒ケ根市のシルクミュージアムで体験。生糸のあたたかみにふれながら、糸一本をつくるのにも大変だった先人たちの苦労を改めてかみしめた。
繭を煮立てて、自分の好みの色に。牛乳パックを使って型どりしながら糸をつむいだ。
「煮たらプニョプニョになった。やわらかい」と感触も確かめつつ手作業。
「疲れた。手がだるい」「昔の人もこんな風にやったのかな」など、大変さも感じながら完成を目指した。
青やオレンジなど、色鮮やかな糸が徐々に形になり「こんなに糸は細いのになかなか切れない」と歓声もあげた。
同学級はカイコを育てるだけでなく、シルクミュージアムを訪れるなど地域に根づいた養蚕の歴史も学習。カイコをまつる・ス蚕玉様・スも参拝する予定だ。