箕輪町内でコントラクター設立準備へ
箕輪町酪農振興協議会(根橋英夫会長)がこのほど開いた役員会と青年部の合同会議で、畜産飼料生産組織のコントラクター設立に向け準備を進めることで意見がまとまった。3月の総会に設立準備について提案する。
酪振は昨年5月の臨時総会後にコントラクター設立に向けた研究委員会を発足。12月にコントラクターに関する意向調査をした。町内の酪農家36戸と肉用牛肥育農家2戸の38戸が対象で32戸から回答を得た。
合同会議では、アンケート結果を基に協議し、設立に向け役員と青年部にコントラクターへの移行希望者を含めて準備を進めること、生産する飼料はトウモロコシと飼料用イネの2種類で検討することを決めた。
アンケートによると飼料生産状況は、トウモロコシが栽培農家16戸、平均栽培面積3・2ヘクタール、牧草は29戸、6・4ヘクタール、わら集め25戸、1・7ヘクタール。
トウモロコシと牧草では、牧草のほうが栽培戸数、栽培面積ともにほぼ倍近く、トウモロコシは今後やめるか減らす農家が多いのに対し、牧草は現状維持が多い。トウモロコシに比べ牧草のほうが自己完結型で機械装備も整っている。コントラクターに期待する作業は収穫や調製が中心。
コントラクターが設立された場合の動向は、組織参加せず自分で作る40%、組織参加しないがコントラクターからも購入6%、組織参加し共同作業に出られる18%、組織参加するが作業に出られない6%、当面は不参加だが機械が壊れたら21%、条件によって参加9%だった。