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駒ケ根市子育て講演会

「子どもの脳にも、親の脳にも必要なこと」

駒ケ根市子育て講演会

 駒ケ根市教育委員会の子育て講演会が24日、文化センターであった。東京理科大学共通教育センターの篠原菊紀教授が「子どもの脳にも、親の脳にも必要なこと」と題して講演し、約200人が聴講した。
 この中で、篠原教授は前頭葉の働きと脳の発達やワーキングメモリー(作業のための記憶)、その多重使用に触れ「ワーキングメモリーの力が落ちたり、未発達だといっぱいいっぱいになりやすい。他人の気持ちと自分の気持ちの並行処理がきつくなる。ワーキングメモリーをどう育てるかが子どもの大問題であり、どう維持するかが大人の問題である」とした。
 また、前頭葉の鍛え方に運動、手作業、気持ちの持ちよう、人とのかかわり、食事-を挙げ「脳は食べ物ででき、食べ物で動く。多種類の食品を適量とる食生活が脳に良い。豆やゴマ、ワカメ、野菜、キノコ、魚、イモをおいしく、よく噛んで」とアドバイスした。

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