箕輪町で中学生模擬議会
箕輪町で27日、箕輪中学校生徒会役員の2年生による中学生模擬議会があった。議員役の生徒10人が登壇し、通学路の安全確保や環境問題などについて緊張した面持ちながらも堂々と質問した。
子ども議会は、88年11月の「婦人と子どもによる模擬議会」以来。町議会が中学校に申し入れ、今後の生徒会運営の勉強に-と2年生による新生徒会役員が参加した。
議員役は22人で、10人が質問。ほかの生徒会役員や町議が傍聴した。
浦野優花さんは、みのわ祭りポスターについて「応募作品の展示をしたらどうか」と提案。平沢豊満町長は「町の施設を使って展示の機会をとりたい」と答えた。中野響子さんはリサイクル品目の拡大と乾電池回収箱の役場設置を提案。町長は「専門委員会で検討課題にしたい。収集箱設置は前向きに検討したい」と述べた。
釜屋秀雄君は自転車通学での事故防止対策を質問。町長は「中学校の中で安全に自転車通学する会のようなものを作り改善点を提案してもらったらどうか。町の構成員の一人なので提案していただければありがたい」とした。
一般質問を終えた沢柳直樹君は、「日ごろ思っている質問をこの場で聞くことができ、町長さんがしっかり答えてくれたのでいい機会になった」と話した。町長から中学生に対し協働の提案があったことについて北原美咲さんは、「環境については、中学でもまめに電気を消すなどの取り組みを改めて考えた」と話した。
町議会の上島貞一議長は、「若い意見を聞き、町政や議会活動に役立てたい」とした。