伊那市でクリスマスローズ展開催
伊那市の坂下公会堂で29日、200鉢60種のクリスマスローズが並ぶ「クリスマスローズ展」が始まった。黒の八重咲きや英国から輸入した新品種など、ほかではなかなか見られないクリスマスローズの数々が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
展覧会は松本市梓川の観光花園「あずみ野花園」(山・ス和男園主)が企画し、南信3会場で開催しているもので、伊那市内で開催するのは初めて。アイリスやシャクヤクの花園を営んできた同園は一昨年4月、県内でも珍しい地植えのクリスマスローズ園を開園。地植えのクリスマスローズの花期は4月以降となるが、今回は一足早く、クリスマスローズを楽しんでもらおう竏窒ニ、地植えで育てた株を鉢花用に掘り起こし展示用、販売用合わせて200鉢持ち寄った。
ひとえにクリスマスローズといっても品種によって、色彩、花の形、咲き方はさまざま。展示用の鉢にはスレートブルー系や、黄緑色の花など、特に珍しい品種がそろっている。また、クリスマスローズの花びらに見える部分は実は「がく」。なかなか落ちないことから、受験のお守り的な存在としても注目を集めている。
園主の山・スさんは「英国の最新栽培品種など、なかなか見られないものも多い。ぜひ楽しんで見ていただければ」と話していた。
販売用の鉢は1500円から5千円まであり、育てかたのアドバイスを受けることもできる。鉢は毎日松本から運んでくる。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時。3月3日まで。
地植えのクリスマスローズ園は4月12日から開園する。
問い合わせはあずみ野花園(TEL0263・78・5415)へ。