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宮田村の国保税率据え置きへ

 宮田村国民健康保険(国保)運営協議会は27日、2008年度の村の国保税率(あん分率)を本年度と同じに据え置くとした清水靖夫村長の諮問を審議して了承した。後期高齢者支援金など国保制度自体が大きく変わり不透明な部分もあるため、改定を2年ぶりに控える。
 08年度からは、国保加入者全員に新たな保険税として「後期高齢者支援金分」が課税されるが、村は現行の「医療給付費分」を組みかえて対応。07年度に30%引き上げた「介護納付金分」についても据え置き、いずれも税率は変わらない。
 本年度の国保会計決算では、予算の段階に比べて保険料や繰入金が伸びを示し、1400万円の次年度繰り越しが見込める状況になった。
 当初予定していた基金からの取り崩し4400万円も実施せずに済む見通しで、国保制度改革の初年度は税率を据え置いて対応していく考えで協議会もまとまった。
 しかし、本年度末の基金残高は5500万円と少なく、08年度は4100万円の取り崩しも予定しており、厳しい状況は続いている。

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