【記者室】カミカミマシーンで健康な歯
駒ケ根市の赤穂南小は01年に文部科学省の「歯と口の健康づくり推進校」の指定を受けたのをきっかけに、学校を挙げて歯の健康に取り組んでいる。中でも目を引くのが、かんだ回数が数字で表示される「カミカミマシーン」だ▼養護教諭の発案で開発に取り掛かり、近くの駒ケ根工業高校の教諭の協力を得て、多くの試行錯誤を経て完成した。材料費が約3千円というのがまた素晴らしい。近い将来の商品化を考えている竏窒ニいうから要注目だ▼マシーンをはじめとするさまざまな取り組みにより、虫歯を持つ児童の割合は当初の90%前後から70%近くにまで減少したという。歯は一生の財産だ。幼少時に歯の大切さに気づかせる教育の価値は計り知れないほど大きい。(白鳥文男)