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街路樹剪定(せんてい)士資格更新研修会

 日本造園建設業協会が認定している「街路樹剪定士」の資格更新研修会が1日、伊那市の県伊那文化会館であった。同資格を持つ県内の造園業者など約80人が集まり、美しい景観を保つとともに、その機能が十分発揮される街路樹とするために剪定(せんてい)技能などを学んだ。
 「街路樹剪定士」の認定は適切な剪定と美しい街路樹の創出を目的に98年から始まった制度で、資格を得るにはただ伸びた枝を切るといった技術のみだけではなく、街路樹の機能を理解し、それを最大限発揮できる適切な管理方法を習得しているかなどが求められる。現在県内では約280人がこの資格を保有しているが、資格更新を5年ごとに行い、技術の質保持に努めている。
 資格更新研修会は今回、伊那市、長野市の2会場で開催。講演会や実際の街路樹を見て、適切に剪定されているかなどを考えた。
 日本造園建設業協会長野県支部の原孝昭支部長=飯田市=は「基本的な技術は当然だが、街路樹を剪定する職人として正しい技術を身に付け、地域住民の人たちに街路樹の大切さ、役割などを伝えられるファシリテーターとしての役割も担ってほしいと願っている」と話していた。

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