箕輪町議会3月定例会開会
箕輪町議会3月定例会は4日開き、町が07年度一般会計など補正予算案6件、08年度一般会計など予算案8件、条例案16件など34議案を提出した。公共下水道管きょ埋設工事の変更請負契約、長野県後期高齢者医療広域連合規約の変更、人事案2件の計4件を即決した。
人事案件は、固定資産評価審査委員会の委員選任で三日町の浅野忠彦さん(68)、人権擁護委員の推薦で三日町の春日孝江さん(58)。
07年度一般会計補正予算案は、歳入歳出総額から各9229万7千円を減額し、総額をそれぞれ87億8995万円とする。歳出の主なものは役場南町道6号線歩道アーケード手すり設置工事135万円、長田保育園の改修工事など262万2千円、箕輪中部小学校の手洗い・給湯設備設置工事315万円など。
08年度一般会計予算案は、歳入歳出総額がそれぞれ83億4900万円。07年度当初予算に比べ2100万円、0・3%増額となる。
08年度の施政と予算編成方針について平沢豊満町長は、「08年度の施策展開の理念は、人口3万人程度の規模の強みを生かしたまちづくりを推進すること」とし、町の将来像である『人・地域が輝き創造と活力あふれるまち箕輪』の実現に向け、「選択と集中により、幼児から中学生まで一貫した一味ちがう箕輪の子ども育成事業など7つを重点施策として、箕輪町に住んでいて良かった、ぜひ住んでみたい21世紀型のまちづくりを町民の皆様と一体となって積極・果敢に推進していく」と述べた。
予算編成については、「行財政改革を引き続き強力かつ着実に実行し、町民参画・協働の推進を図り、町に住む皆さんの目線に立った行政経営を進めることが重要。限られた財源を効率的かつ戦略的に活用すべく、第4次振興計画の着実な実行など5つの基本方針と最小コストで最高品質の町民サービス提供など11の基本姿勢と進め方、7つの重点施策によりメリハリをつけた」と説明した。
陳情は次の通り。
▽「鳥獣被害防止特措法」関連予算を、鳥獣捕殺ではなく自然林復元と被害防除に使うこと等意見書提出に関する陳情▽森林環境税の創設と森林・林業・木材関連産業政策の充実を求める陳情▽老人医療費給付事業の継続を求める陳情書▽保険業法から共済制度の適用除外を求める陳情書▽農業委員会の必置規制の堅持に関する陳情書