野ひばりの会が都会の修学旅行生にそば打ち指導
宮田村の農業女性グループ「野ひばりの会」は6日、修学旅行で同村を訪れていた神奈川県相模原市の当麻田(たえまだ)小学校6年生56人にそば打ちを指導した。都会の子どもたちは目を輝かせながら挑戦し、手作りの良さを感じていた。
児童の多くは初めての体験。粉を混ぜる所から取り組んだが「疲れた」と話す姿もみられた。
しかし、丁寧な指導を受けて、徐々に手つきもよくなり、みるみる上達。力の加減や切る時の繊細さなど、そば打ちの魅力を感じ取っていた。
「手作りの良さに、上手下手は関係ない。農村の体験を楽しんでくれて本当にうれしい」と、指導にあたった10人の野ひばりの会そば班のメンバーは、笑顔で児童とふれあっていた。
同小の修学旅行は宮田村を訪れるのが恒例。今年も村内農家の協力でスイカの収獲や牛の世話など、農業体験をした。
「今の子どもたちはつくることを知らない。体験は貴重な財産になったと思う」と担任教諭は話していた。