サッカーU‐14NAGANOトップリーグで飯島中優勝
県内の中体連、クラブチームの新人戦上位12チームで戦うサッカーのU‐14(14歳以下)NAGANOトップリーグ最終日は2日、飯島町飯島中学校が決勝で松本山雅を2‐0で破り、初参戦で優勝した。なみいる強豪を撃破しての頂点に「全員の気持ちが最後まで途切れない自分たちのサッカーができた」と飯中イレブンは歓喜に包まれた。
地元飯島町本郷運動場で行われた試合。予選B組2位だった飯島中は、準決勝でセダック(予選A組1位)と対戦し、、GK山口の好セーブなどでPK戦を制した。
決勝の松本山雅(予選B組1位)戦も守備の意識を高く保ち、カウンター狙い。
後半6分、MF西村のパスにFW市村が反応。再三攻撃の基点になっていたポストプレイヤーが確実に決め、リズムをつくりだした。
14分には今村が加点。準決勝、決勝2試合通じて相手に押し込まれる時間帯も長かったが、けがをおして出場したCBの平沢をはじめ、攻守ともに早いプレスで相手の好機をつんだ。
「個人能力の高いクラブチームに勝つには、11人全員が足を止めず、気持ちも連動すること」と渡辺監督。冬場の走り込みで培った体力と気力は、重圧のかかった局面を打開する精神力の向上にもつながった。
「(追われる立場になった)これからが大切」の西村。部長の市村は「小人数のチームだが切磋琢磨しさらに強くなる」と話した。