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保安林改良事業説明に参加

保安林改良事業説明に参加

 伊那市山寺区の高尾公園の周辺における保安林改良事業の説明会が8日あった。総合学習で公園整備にあたる伊那小学校5年学組(鈴木秀實教諭、32人)も参加し、自分たちが思い描く公園づくりの構想を意見で述べた。
 公園周辺には根がしっかりと張らず倒木していた「ニセアカシア」が群生する雑木林。山林整備を4年ほど前から考えている地域住民の要望に対し、県が伐採、植栽などの保安林改良事業に着手する。
 児童のほか、伊那商工会議所のメンバーでつくる「伊那北駅周辺活性化推進委員会」の委員や、同区三役、地権者など約15人が現場に集合。上伊那地方事務所林務課職員から事業内容の説明を受けた。
 植栽する樹木について児童たちは「カブトムシが住めるコナラやクヌギの木を植えたい」「春には桜、秋にはモミジが見れるようにしたい」などを要望。県では花木については事業の性格に合わないので植栽はできないとしたが、コナラやモミジなどの広葉樹については地元の要望を考慮する。
 事業は整備面積0・81ヘクタールに生息するニセアカシアなどの劣悪木など約300本の伐採を10月中旬から開始。その後、整備面積0・2ヘクタールに対し、来年4月初旬から植栽を始める予定。
 学組は、地域住民の理解を得て昨年の8月から「明るい公園」を目指し、サルビアなどの花や野草を植えたり、鳥の巣箱の設置、南側斜面の遊歩道作りをしてきた。
 今後は伐採した木を利用してベンチやラリーコースの製作、遊歩道の階段設置などの整備を考えている。

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