【インターネットショップ運営、パソコンサポート 佐々木和弘さん】
駒ケ根市東伊那
東南アジアのさまざまな雑貨やシルバー・アクセサリーなどを輸入、販売するインターネットショップ「BAGUS!」(バグース)を運営している。
「バグースはインドネシア語で・ス最高・スとか・ス素晴らしい・スなどの意味。珍しくて楽しい商品をそろえ、お客さんに安心して気軽に買い物を楽しんでもらえるサイト運営を心掛けています」
地域のさまざまな情報を集めたサイト「伊那谷てんこもり」の企画、運営も手掛けている。傍ら、ネットショップで得たノウハウを生かして通信販売サイトの制作、管理を請け負っているほか、パソコンのセッティングやトラブルの処理なども受け付けている。
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地元の高校を卒業後、一度は外に出てみようと、名古屋市のコンピューター関連企業に就職。トヨタ自動車の工場の生産設備や機械などを制御する産業用コンピューターのプログラム開発や管理に当たり、実践的な情報処理技術を身につけた。
退職後、1年半かけてタイやインドネシアなどの東南アジアや、米国、オーストラリアなどを旅行。「面白い物をたくさん見ることができた。中でも東南アジアの文化や歴史には強く心を引かれました」
その後の仕事に役立てるつもりで行ったわけではなかったが、数年後に駒ケ根に帰郷した時、インターネットサイトでのアジア雑貨販売を思いつくきっかけになった。
「インドや中国の雑貨はけっこう流通していましたが、東南アジアの物はほとんどなかった。それと、今は誰でもホームページをつくって公開するような時代になりましたが、当時はまだインターネットもあまり普及していなかったし、ましてサイトをつくれる人などは多くなかった。コンピューターの技能を生かして仕事ができることに気がついたんです」
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ショップは幅広い客層の支持を得て順調に業績を伸ばしている。最近ではオリジナル・デザインの商品も全体の半分近くを占めるまでになった。
「インターネットだからお客さんとのやり取りも電子メールなんですが、顔が見えないことによるメリットもある。例えば『この商品は良くない』とか『こういう物が欲しい』などの正直なコメントがもらえるんです。面と向かうと言いにくいようなこともね。そんな中で、商品に満足してくれたお客さんの喜びのコメントを見ると本当にうれしいですね」
「今のお勧め商品は軽くて丈夫なパラシュート地を使ったハンモックやエコバッグです。今後はお客さんの希望を取り入れてもっと商品の種類を増やし、さらに喜んでいただきたいですね」
(白鳥文男)
【BAGUS!】http://bagus.jp/
【伊那谷てんこもり】http://inadani.jp