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2611/(火)

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箕輪町松島の西小路常会が地域の助け合いマップ作成
常会単位は町内初

箕輪町松島の西小路常会が地域の助け合いマップ作成<br>常会単位は町内初

 箕輪町松島の西小路常会が、防災マップ「地域の助け合いマップ」を作った。町内では常会単位で作成した第1号で、常会の全戸に配布し有効活用する。西小路常会を発信地にほかの地域へのマップ作りの広がりにも期待を寄せている。
 西小路常会は32戸が加入。マップ作りは、町社会福祉協議会からの話もあり、昨年6月の常会で提案した。その後、社協職員から説明を受け、「古い常会なのでマップにしなくても皆知っている」という声もあったが、一人暮らしの人から「いざという時にマップがあるとありがたい」との話もあり、取り組むことにした。
 8月末に各家庭1人以上が集会所に集まり、地域内の危険な場所や災害時に地域住民が安全に避難できるよう情報を出し合った。
 町の地図を基本に組ごとに線で囲み、要支援者28人を赤色、茶飲み友達や親戚など常会外も含めた支援者を青色で記した。介護経験者で介護職員や看護士も書き、避難場所として中島光学と明音寺の駐車場、北町児童公園を示し、避難経路や危険個所も明記して完成させた。
 町と町社協は06年度から「災害時住民支えあいマップ」作りに取り組み、07年度までに6地区で作成。町社協では、「松島、木下、沢などの大きな区では今後、西小路常会のように常会ベースのマップ作りを進めていくことになるのではと考えている」という。

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