伊那市議会 議員定数26人から21人へ
伊那市議会3月定例会本会議で14日、「市議会議員定数条例」の議員定数を「24人」「21人」とする2案が議員提出され、現行の26人から5人減らす「21人」とする条例が採択された。次回の市議選から施行する。
柳川広美議員ら3人は「合併時、議員定数を大幅に削減している。市民の声を市政に反映させるために、人口3千人に議員1人くらいが必要」として「24人」とする条例を提出。
議員定数問題特別委員長を務めた中村威夫議員ら7人は、市民との懇談会や先進地視察などを踏まえた結果「21人」を提案した。
「24人」に賛同する議員から「21人は急激に減らしすぎで、一層政治に対して目が向かなくなる」と意見があった。
採決で「24人」とする条例に、24人中4人が賛成したが、否決。続く「21人」とする条例に18人が賛成し、採択された。
「21人」とする理由は、市行政改革の職員削減計画(合併後10年間で職員数を20%削減)を準用し、現議員数を20%削減した。
合併協議で「2期目以降の議員定数は削減の方向で検討する」ことになっていたため、一昨年6月に議員定数問題特別委員会(中村威夫委員長、8人)を設置して検討した。
現議員の任期満了は2010年4月29日。次回の市議選は議員定数を削減とともに、旧市町村単位の選挙区を廃止する。