宮田小3年1組、プラムの里でお年寄りたちと交流
宮田村宮田小学校3年1組は12日、新田区の介護老人保健施設「プラムの里」を訪問。手づくりした紙芝居やパズルのほか、おはじき、読み聞かせなどで利用者のお年寄りたちと交流を深めた。新年度はクラス替えとなるため同学級としては最後の訪問となったが、人に喜んでもらうことが自分の喜びになることを肌で感じる児童の成長した姿があった。
歌とリコーダーを全員で披露した後、自由にお年寄りの元へ駆け寄っていく児童。その元気な子どもたちに誘われるように、おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔もはじけた。
3年1組が同施設を訪問するのは2回目。当初は「音楽会の曲を誰かに聴いてもらう」ことが目的だったが、子どもたちは「何か役にも立ちたい」とアイデアを出しあった。
2学期に訪問した時は、どう接したら良いか迷いも大きかったが、お年寄りたちが手放しで喜んでくれる姿に徐々に自信も。
その笑顔がもう一度見たくて、この日の再訪問となったが、前回よりも積極的にふれあう光景もみられた
「どうしたら良いのか困っていた子どもたちが、相手の気持ちを少しでも考えられる。喜んでもらうことが、こんなにもうれしいことだと感じているのでは」と担任の小野教子教諭は目を細めた。