JICA理事長表彰祝賀会
JICA(国際協力機構)理事長表彰を昨年10月に受けたJICA駒ケ根青年海外協力隊訓練所の顧問医、塩原順四郎さんの受賞祝賀会が19日夜、駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開かれた。関係者約70人が参加。花束を贈るなどして塩原さんの受賞を祝い、これまでの功績をたたえた=写真。
塩原さんは「受賞は大勢の人の支援があってこそ。協力隊員が途上国の厳しい環境の中で元気に活躍していると聞くと本当にうれしい」とあいさつした。
塩原さんが昨年夏までに訓練所で健康指導を行った協力隊候補者らは延べ7800人、接種した予防注射は6万2千本に及ぶという。
塩原さんは1930年、塩尻市生まれの77歳。信州大医学部卒業後、結核予防会結核研究所入所。海外技術協力事業団(現JICA)の結核専門医としてアフガニスタンで医療活動に従事した。米国留学を経て75年に昭和伊南総合病院外科医長、90年縲・9年は同院長を務めた。青年海外協力隊訓練所顧問医は93年から現在も務めている。ネパール交流市民の会会長、駒ケ根協力隊を育てる会理事も務める。