宮崎さんが絵画寄贈
中川村出身
中川村大草出身の宮崎義光さん(77)=世田谷区=は9日、文化センターで、少年時代の思い出重ね、ふるさと中川村に絵画を寄贈した。
作品は日展会員の高宮一栄さん(福岡県)が41年に描いた「流水のほとり」60号油彩。
副題は「少年」。絵が描かれた年代は、宮崎さんが勉学のためにふるさとを後にした40年とほぼ同じ「1本杉の下、川のほとりにたたずむ少年は自分そのもの。赤いほお、筒袖の着物、ゴムぞうり姿の少年に自分を重ね、一目で気に入った。この絵に出会い、お世話になった中川村のことを思い出した」と動機に触れた。
曽我村長は「ふるさとの山河、少年をテーマにした作品、文化センターに飾るのにふさわしい。いつまでも大切にしたい」と感謝した。