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聴導犬協会の新施設計画で宮田村長が懇談

聴導犬協会の新施設計画で宮田村長が懇談

 宮田村の社会福祉法人・日本聴導犬協会は新施設の建設を計画しているが、同村の清水靖夫村長は村外への移転を憂慮してこのほど、同協会の有馬もと会長と懇談した。村長は「全国的に認められた団体があることは、村にとっても大きな財産」として、村内の用地を探すなど協力したい考えを示した。
 同協会は97年から、支援者が所有する宮田村町1区の住宅2軒を借りて、本部と育成施設に使用している。
 しかし、老朽化や100坪と手狭なため、募金活動を開始して移転による新施設建設の準備に着手。
 「宮田村民の皆さんは、本当に聴導犬のことを理解してくれている。大半の商店にも聴導犬が入ることができる。私たちもできれば、宮田に残りたい」と有馬会長と話す。
 聴導犬の訓練には現施設のように市街地が最適で、500縲・000坪の用地を確保したい考え。着工時期や建設地は未定だが、宮田村以外の上伊那の自治体から用地の具体的な斡旋がある。
 清水村長は「このまま放っておけない。何とか村に残ってもらえるよう、村内の協力も得ながら対応していきたい」と話す。
 新施設は聴導犬や介助犬の育成だけでなく、多目的な講習室などを設け、子どもの教育や障害者の交流など幅広い機能を持たせる。
 同協会は、新施設の必要性を幅広く訴えて募金活動を展開。寄付に関する申しこみ、問い合わせなどは同協会85・4615まで。

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