伊那 - 木曽連絡バス「ごんべえ号」の試乗会
4月1日に運行開始
4月1日に運行を開始する伊那竏猪リ曽連絡バス「ごんべえ号」の試乗会が24日あり、両地域の商工関係者、地域公共交通協議会員ら約80人が乗車した。1年間は試行期間で、本格運行に結びつけるため、事業主体の伊那市と木曽郡木曽町は多くの利用を呼びかけた。
参加者はバス3台に分乗し、木曽病院から木曽福島駅、日義木曽駒高原、みはらしファーム、伊那中央病院などのコースを走った。
乗車後の記者会見で小坂樫男伊那市長は「1年間の試行で終わることのないように、通院や通学、買い物など利用をお願いしたい」と述べた。
「ごんべえ号」は伊那バス本社前竏猪リ曽病院(運行距離43キロ)を1日4往復する。車内では権兵衛トンネル開通の経過や概要、伊那・木曽の観光案内を流す。
伊那バス本社前の発車時刻は午前6時55分、8時55分、午後1時25分、7時10分で、終点までの所要時間は1時間16分。運賃は150縲恊迚~。高齢者らが乗降しやすいように低床ワンステップバスを使う。
運行は、両地域のバス会社3社に委託。経費は2600万円で、国土交通省「地域公共交通活性化・再生総合事業」の支援を受ける。
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伊那バスの藤沢秀敬社長は「採算を取るには1便当たり15人はほしい。運行時間の手直しや意見を聞きながら育っていけば」と話した。
06年2月に権兵衛トンネルが開通したことから、路線バスを新設。生活圏や地域間交流の拡大に期待するほか、高速バスや特急への乗り換え、観光などの利用を見込む。