副市長空席のまま駒ケ根市議会3月定例会閉会
駒ケ根市議会3月定例会は最終日の26日、本会議を開き、08年度一般会計予算、同特別会計予算など各委員会に付託されていた議案について委員長報告、質疑、討論、採決を行い、追加議案を含む32議案すべてを原案通り可決して閉会した。
3月1日から空席となっている副市長の人事案について杉本幸治市長は「熟慮中。会期中に提案したい」としていたが、結局提出されないまま会期末を迎えた。杉本市長は閉会のあいさつで「提案できなかったことは申し訳なかった」と陳謝し「できるだけ早期に適任者を選任したい」と述べるにとどまった。
取材に対し杉本市長は「庁外、庁内含めて数人に打診したが、苦慮している」と話し、人選が難航していることを認めた。会期中に人事案を提案できなかったことで、副市長問題はしばらく持ち越しとならざるを得ず、杉本市政の片肺飛行は当面続くとみられる。