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野底区が新ごみ中間処理施設用地選定委員会に意見を申し入れ

 上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設用地の絞り込みを行っている伊那市の用地選定委員会(伊藤精晤委員長)にあて、野底区の平沢基男区長と野底区新ごみ処理対策委員会が24日、選定に当たっての意見の申し入れを行い、27日の委員会で報告された。
 文書には▽同地区では過去に新ごみ中間処理施設の用地となることを受け入れる決議をしていること▽一刻も早く用地を選定する段階に進めるべきであると考えていること▽中間処理施設の建設が、いまだに開発が進んでいない竜東上段の発展につながるきっかけになることを期待していること竏窒ネどが明記されており、委員会では「これまでの意見は反対意見ばっかりだったが、この申し入れはこれまでの意見とは違い、受け入れを表明している貴重な意見。『来てくれ』とする意見をどう扱うか」として議論となった。
 しかし、酒井茂副市長は「野底区が受け入れを表明したのは委員会の発足前のこと。市では科学的に最終候補地を決定するため、新規に候補地を選び、委員会に検討を依頼した。それは野底区も了承している。委員会の中で配慮してもらうのは結構だが、こうした意見が出てきたからといって、これまでの検討がすべて覆されることはない」と発言。
 また、伊藤委員長も「これまでの意見同様、客観的に評価を進めていきたい」とまとめた。

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