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2511/(月)

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宮田村議選 予断許さず最終盤

30日投開票

 任期満了に伴う宮田村議選は30日、投票があり、即日開票される。定数12を現職9、新人4の計13人で争う少数激戦となっている。地区を基礎に組織力がある候補は優位に展開するが、地域や組織に頼らない複数の新人は浸透が未知数。候補者を決めかねている浮動票層にどれだけ訴えが届くかが当落を左右しそうで、投票率も結果に影響を及ぼしそうだ。
 選対組織も持たない複数の新人候補は、訴えや戦い方にも独自色を出して追い上げ、組織を持つ新人は地盤固めに力を入れる。
 5人と最も多い1期目の各候補は「期待から評価に変わる2回目の選挙が一番難しい」と引き締めを図るが、批判票などが新人へ流出することも懸念する。
 2期以上の多選候補も前回厳しい戦いだったり、票を減らした陣営もあり、危機感は強く、戦況は予断を許さない状況だ。
 有権者数は23日現在で7148人(男3460、女3688)。前回の投票率は82・59%だが、組織力を持たない新人は浮動票からの集票がより見込めるため、投票率が高いほうが有利な展開だ。
 前回は14人が立候補して300票が当落ライン。400票に届かない候補が8人いた。今回は13人の戦いで状況も違うが、その前後の数字が今回も一つの目安にはなりそう。
 地域に頼らない新人が出馬する大久保区、町二区、町三区、候補者不在となった大原区などの票が、どの候補に流れるかも影響を与えそう。現職でも地元票に限りがある候補は、その辺りも考慮に入れながら最終盤を迎えている。

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