信濃グランセローズ 南箕輪村へAED寄贈
南箕輪村の大芝高原野球場で第2次キャンプ中のBC(ベースボール・チャレンジ)リーグ、信濃グランセローズは29日、地域貢献のため、同村にAED(自動体外式除細動器)を寄贈した。球場でセレモニーを開き、同球団の三沢今朝治社長が唐木一直村長に手渡した。
村への寄贈は、AEDの普及を目指す「MIKITO AED PROJECT」の一環。2006年、野球の試合中に急性心不全で亡くなった水島樹人君(当時9歳)=新潟県=の死をきっかけに、同リーグは水島君の名前が入ったシリコンバンドを販売し、収益金でAEDを購入、各球団を通じて地域に普及している。
セレモニーは、観客約300人が集まった、同キャンプ初となる紅白戦の休憩時間を使って実施。唐木村長は「スポーツ公園の利用者の安心、安全のため活用させてもらいたい」とあいさつした。その後、村消防団によるAEDのデモンストレーションがあった。