外国人日本語スピーチ大会
駒ケ根市近郊に住む外国人らによる初の日本語スピーチ大会が29日、駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開かれた。外国人の支援と交流を目的に06年に設立された民間ボランティア団体「地球人ネットワークinこまがね」(清水敏晴代表)と駒ケ根市社会福祉協議会の共催。同会が週3回開く教室で日本語を学んでいる外国人約20人が参加。1人ずつ演壇の前に立ち、学習の成果を発揮して流ちょうな日本語スピーチを披露した=写真。
国籍は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどのアジア各国や、ブラジル、ペルーなどの南米のほかニュージーランドなどさまざま。いずれも、慣れない日本で感じた戸惑いや苦労、喜びの体験などを明るい口調で話したり、表情豊かに母国の紹介をしたりした。ペルー人の男性は「日本に来たころは毎日『スミマセン』と『ワカリマセン』ばかり言っていた」と話し、共感の爆笑を誘っていた。
参加者がスピーチを終えるごとに、会場からは大きな温かい拍手が送られていた。